第7回ピンクリボンデザイン大賞
「コピー」部門 優秀賞

名引 佑季 (男・29歳)
(株)パラドックス・クリエイティブ

受賞作品に込められたメッセージは何でしょうか?
検診を受けていない肉親や知人に理由を尋ねたら、そのほとんどが「なんとなく」。その危機感の薄さを何とかしなければならないという想いを、コピーに込めました。特に新しいことを言っているわけじゃない。強いメッセージがあるわけでもない。「なんとなく」で見過ごされていることだからこそ、押しつけじゃなく、ちょっと背中を押すような気づきを与えられたらと思いました。 
受賞後、何か変わったことはありますか?(周りでもご自身でも)
朝日新聞(大阪版)に受賞に関する記事が掲載されたのですが、知人や実家のご近所の方々が見てくれていたみたいで、けっこう反響がありました。なかには「検診に行こうと思った」という方も。そういうふうに、自分の言葉が人に影響を与えているのを知れたことは嬉しかったですね。ただ、少し怖くもありました。僕は仕事でもコピーを書いているのですが、自分の言葉に対してより責任を持つようになったと思います。 
第8回「ピンクリボンデザイン大賞」への応募者の皆さんに一言
エラそうなことは言えないので、僕が意識したことを言います。大きく二点。「人を動かすこと」と、「人を傷つけない」ことです。まわりの人に尋ねたり、いろいろと調べたりして検診にいかない理由を知り、それに対してどうすれば受診してもらえるのかを考えました。あたり前で基本的なことかもしれないけれど、大切なことだと思います。あと、デリケートな課題だからこそ、人を傷つける言葉になっていないかを気にしました。人によって言葉の受けとり方は様々だと思うので、なかなか難しいことですが……。ただ、受賞すれば作品は多くの人の目に触れる可能性があるので、そのことを意識してコピーを考えてもらえたらと考えています。