【MY PINK ACTIONコラム】 乳がん経験者が伝えたいこと③担当医とのコミュニケーション | ピンクリボンフェスティバル公式サイト

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【MY PINK ACTIONコラム】
乳がん経験者が伝えたいこと③担当医とのコミュニケーション

若年性乳がんサポートコミュニティPink Ring東北branch代表 菅原祐美さんにお話をうかがいました。

Q. 乳がんと診断され、治療が始まりました。担当医とコミュニケーションを取る上で、留意することはありますか?

A. 心配なこと、疑問点があれば、すぐに担当医や他の医療者の方に確認すると良いと思います。

医師の説明には専門用語が含まれており、不明な点も出てくることでしょう。疑問を解消するには、診察中にすぐ質問するのが良いのでしょうが、「聞きづらい」と感じる患者さんは少なからずいらっしゃると思います。実際に私自身がそうでした。いざお医者さんの前に座ると、なぜか緊張して、いつもよりも言葉を発せなくなってしまうのです。

「理解できないモヤモヤを抱えたまま、帰宅したくない……」そんな時、がん診療連携拠点病院であれば、がん相談支援センターに相談するのが一般的なのかもしれません。しかし私の通院先は、がん診療連携拠点病院ではなかったため、緩和医療チームの支援をお願いすることにしました。
緩和ケアというと「終末期に行われるもの」というイメージがあるかもしれませんが、実はすべてのがん患者へ向けられた包括的なケア。「がんになったら緩和ケアを」と言われているくらい、診断から関わってもらうことが推奨されています。身体面・精神面の苦痛を予防するための支援を受けることができます。

私は初回の診察から、がん看護専門看護師の方の立ち合いを依頼。以後、分からないことはすべてその方に聞き、1つ1つ疑問を解消していきました。その他、外来に勤務されていた乳がん看護認定看護師の方にも何度か相談しました。「担当医以外の方に支援をお願いするのは気が引ける」という患者さんもいらっしゃるかもしれませんが、私自身は頼ってよかったなと思っています。医療従事者のみなさんの温かいサポートがなければ、ここまで治療をがんばることはできませんでした。

自宅にいて急を要する場面では、電話で問い合わせすることもありました。例えば、抗がん剤の副作用で胸やけがひどかった時。処方されていた別の薬を服用するよう指示いただきました。それを飲んだらすぐに症状が治まったので「早く聞けばよかった」と後悔しました。

留意したいことでもう1つお伝えしたいのが、職場復帰などで担当医から診断書を発行してもらう際。「職業だけでは具体的なイメージが湧きづらいため、業務内容を詳しく伝えるのが良い」とがん看護専門看護師の方から教えていただきました。

例えば、事務職というだけでなく「1日4時間ぐらいはデスクから離れられない」「宅急便を他部署に持っていくことがある」など、業務に伴う動作を詳しく説明すること、そして、職場復帰するにあたり、どんな業務に心配を感じているのかを具体的に伝えること。私もこの2点をしっかりと伝えながら、診断書を発行してもらいました。

≪お答えいただいた専門家≫

菅原祐美さん

若年性乳がんサポートコミュニティPink Ring東北branch代表

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